お知らせを表示するにはログインが必要です。
このエリアでは、楽天市場でのお買い物をもっと楽しんで頂くために、あなたの利用状況に合わせて便利でお得な情報をタイムリーにお知らせします!
ようこそ 楽天市場へ
レビュー商品ページへ
star-ratingstar-ratingstar-ratingstar-ratingstar-rating
総合評価に有効な件数に達していません

レビュー一覧

  • star-ratingstar-ratingstar-ratingstar-ratingstar-rating4
    2024/05/12
    坂枝圭さん
    男性
    60代
    ちぎれた鎖と光の切れ端
    第68回江戸川乱歩賞・受賞後第一作は,壮大な構想の連続殺人ミステリ. 2020年8月,有明海に浮かぶ孤島の海上コテージに集まったのは仲間7人と管理人の8人.メンバーの一人・樋藤清嗣は仲間6人の復讐殺害を周到に準備していたが,実行する前に仲間が次々殺されてしまう.このままでは犯人にされかねず,犯人探しを始めるのだが・・. 二部で構成する.読者の先入観を嫌ってか,目次を設定していない.表記は三人称視点で,第一部は樋藤の視点により孤島の連続殺人を描く.第二部は三年後に大阪で起きる連続殺人を,ほとんど横島真利愛の視点で述べる. 二筋の殺人連鎖をつなぐ2つの共通点がテーマ.連続殺人に関する考察が面白いし,ロジックも良い.ただし,登場者たちの心理動態に統一性を欠くため,行動原理に結びつかず,動機が弱いと感じた.なお,表題の意味は最終頁に示される.殺人連鎖と救いの過程の意だろうと読み進めたが,ちょっと違った.
    趣味|自分用|はじめて
    注文日:2023/12/24
お客様のご意見をお聞かせください
このページは役に立ちましたか?
役に立たなかった
役に立った
楽天市場の関連ジャンル