確かに、最近職場やヤフーコメントに目がキラキラして、他人の行動について自分の善悪の物差しで警察官や裁判官気取りの人を見かけるようになりました。この本を読んで科学的にその理由が、その指摘をして他者にマウンティングをすることで、脳内の快適物質のエンドルフィンが放出されるということが分かりました。
宗教論争のように、正しい、間違っているの論破は事実確認ができるかと、どこに判断の物差しを置くかによって違っており、ほぼ解決不能なことが、今の世の中には多いことも知りました。そうなると、他者に対して寛容であること、地雷原(ジェンダー、人種、歴史観)には踏み込まないことが大切だと知りました。
私も些細なことで、カッとなることがあり、自分ももっと寛容でなければと思いました。その一方で、身の回りに更に自分ファーストで不寛容な人間も多く、自分なりの公平の概念では、他者からキャンセルされた分、自分もキャンセル発言をすることで、自分なりの心の健康を保っているように思いました。ブッダのようにはなれませんが、怒りをすぐに行動に移すのではなく、15秒間我慢して心を切り替えて毎日を生きていこうと思いました。