この本は、新型コロナについての面白い本ですね。
中国発の新型コロナについての対策と日本や世界の経済政策について幅広く論じていますね。
国民一人一人は、自分のことだけを考えればいいですが、大事なのは、「司令塔」になるべき人間がしっかりと、国をマネジメントできているかということですね。
新型コロナに対して、しっかりと、ワクチンと特効薬を2年以内に、作り、不況には、しっかりと、国民に金を配って、経済をよくすることが大事だと思いますね。一人、最低、500万円は、配ってもいいと思いますね。
また、消費税は、-10%にして、100円のものは、90円にするなどしないと、誰もものは買わないと思いますね。各国でも、「消費税減税」は始まっていますからね。
後、日銀は、国債を無制限に買うと言って、年間30兆円、増やしていましたが、最低、当初の黒田バズーカのように、年間80兆円してほしいですね。
あと、100兆円から500兆円の積立金作って、これから、コロナの第2波や第3波に備えることが大事でしょうね。とにかく、大きいと思える「積立金」を作らないと、乗り切れないと思いますね。
あと、日本は、「感染症対策センター」(日本版CDC)がないことや「緊急事態庁」(日本版フィーマ)がないことが問題です。この2つは、これからの感染症対策には、絶対に必要な官庁なので、中長期的に、新しい官庁を作ることを制度設計しておかないと、ダメだと思いますね。
「司令塔」と「実戦部隊」が感染症に対しては、全く、ないので、日本では、早く、作らないと、後手後手に回ってしまうと思いますね。いろんな新聞で偉い人が指摘しているのに、全く、国会や内閣が機能しないのは、どういうことなんでしょうかね?「滅ぶ国家」に、ありがちな兆候かもしれませんね。
最後に、「戦力」は、「逐次投入」していたら、戦争でも感染症でも負けます。最大限の兵力を投入し、最小限の被害で、撤退するのが鉄則です。
日本の総理大臣は、議会制民主主義から生まれた総理大臣なので、大統領のようには、強くなれませんが、その分、国会とよく話し合えば、あっという間に、「緊急予算」は、組めます。「日本版CDC」や「日本版フィーマ」が総理大臣や官房長官の下の「内閣府の内閣官房」(指示を受ける役人がいる)の下に置くのがいいと思いますが、その「制度設計の議論」をテレビではしてほしいですね。