読後の感想としては、まず…すごかった…の一言です。
これもテレビ番組で紹介されていたので、密室になる原因を知って、ちょっと手を出す気持ちになれなかったのですが、四冠取って映画化もとのこと、ミーハーながら映画を見る前に読み始めました。
そうしたら、予想以上に読みやすいし、展開が早く伏線&ミスリードが満載で面白いし、確かにツッコミどころもちらほらあるけれど、すっかり世界にハマってしまって、一気に読みました。極限状況を作り出したものと本格ミステリのコラボ、上手く絡み合ってて相乗効果半端ないです。登場人物も多めの学生とOBでこんがらがりそうだけど、キャラクター分けと名前がとても分かりやすかったのも重要ポイントでした。これがデビュー作だなんて、本当に信じられないくらいです。そして、物語の世界に自分も入り込んでみたいと思う本も多い中、この世界には絶対入り込みたくない小説、ナンバー1になりました!
ホント看板に偽りなし、読んで良かったです。映画もすごく楽しみです。