この本は、消費税増税を景気判断に関係なく、財務省が強行したので、日本経済がボロボロになっているという本になっています。
具体的には、1度目(0%→3%)は、バブル経済のおかげで、うまくいったが、2度目(3%→5%)や3度目(5%→8%)で、日本経済が大不況になり、デフレが深刻化してしまったとしています。
そもそも、「不況の時は、減税し、好況の時は、増税をする」という、マクロ経済政策の原則を、財務省が全く、守れていないことが、根本的な問題としていますね。財務省が不況の時に2度も消費税増税を強行したので、日本経済がボロボロになり、「失われた30年」になったとしていますね。
そして、現在、財務省は、8%→10%に消費税増税にしようとしているが、絶対にやめるべきだとしていますね!特に、イギリスが、EUから、出ようとしているので、リーマンショック級の不況になりそうになっている事や中国がアメリカとの覇権争いのよる貿易戦争に叩き潰されて、大不況になっている事を考えると、絶対に、消費税増税(8%→10%)にするべきではないとしていますね。
ただ、個人的な感想を言うと、財務省という組織そのものが、日本経済をボロボロにしているので、その組織改革の本を書いて欲しいです。
どんなに、国民が反対しようとも、(2019年現在、消費税増税は50%程度の日本国民が反対の世論調査)財務省が強行に、消費税増税をするので、話になりません。
「内閣人事局」を作っても、財務省が全く、安部総理大臣のいう事を聞かないのは、異常です。
戦前の陸軍が、暴走して、日中戦争、日米戦争という15年戦争を時の総理大臣が止められなかったのと同じように、現在の総理大臣も財務省の消費増税を止められていないのは、おかしいです。
そもそも、財務省という組織が、組織疲労をして、国民の利益に反して、暴走しているという現実を日本国民は、目を向けないといけないと思いますね。
ちなみに、2023年の9月の段階で、筆者のマクロ経済政策の目的は、1:「失業率の低さ」、2:「名目賃金の高さ」、3:「実質賃金の高さ」の三つであり、この順番で、経済の波及効果があるとしている。
最後に、電子書籍化していただいてありがとうございます。電子書籍化していない出版社は、反省してほしいでですね。電子書籍化していない出版社は、これから行き残っていけないと思いますね。