作中での時間がほぼ進行しないものの、話が進んでいる感じはあるので、個人的には満足。エスタロッサの悲しい事実が更に明らかになったり、ゼルドリスの過去が明かされたり、煉獄の模様がやっと描写されたり。
この巻で一番大きい衝撃は、エスタロッサの更なる悲しい事実。。これは、非常に予想外…とゆーか反則気味という気もしたが、細かく感じていた違和感が一気に解決できた感はあり、まあ、良かったは良かった。
色々と疑問が解決される一方、新しい謎が増えている感じはあまり無い巻。
これで一気に気になってしまうのは、エスカノールの存在。
この展開だと、どうなるんだろう。どこかで直接対決の流れになるのだろうか。。
なお、この巻で、ゼルドリスの過去、戦う動機が補完されて、さらに魔神族/十戒側に感情移入しやすい状態に。
現状だと、敵対する種族同士が手を取り合って和解、みたいなストーリーは無理がある気もするけど、さてはて、どう終わるのだろう。
まだまだ、回収してほしい伏線が大量に残っている。回収方法が少々強引だった気もするが、まだ許容範囲。
次の巻も楽しみです。