猫と旅という大好きなテーマで選びましたが、最後にこんなに涙が止まらなくなるとは。うちの猫も思い浮かんできて、さらに。それでも、次が気になり読み進めたいので、端末を上にかざしながら一気に読みました。こんなに泣いても、読み終わった後はあったかいものが広がっていて、本当に満足で忘れられない1冊になりました。
というのも、うちの猫は一昨年いなくなりました。野良でうちに来て十数年、最後は具合が悪くて病院通いでした。他の飼い猫はうちで亡くなりましたが、この猫だけはフッと姿を消しました。最期を見届けていないので、ずっと帰りを待っている自分がどこかにいました。でも、この作品を読んだおかげで、やっと少し現実を受け入れることが出来た気がします。
素敵な映像がいっぱいになりそうな映画も、これからの楽しみです。