動物雑学の漫画を「作る(設計する)」視点で知れるという面白い作品。
創造主たる神の「下請け制作」の視点から、動物をデザインしていく。
面白いのは、例えば「キリンはどう設計するか」ではなく、「高いところの葉を食べられる動物を設計するなら、何をベースにどう改造していくか」という視点であれやこれやを試していくところ。
実際に生命の進化って「行き当たりばったり」なところが多いので、「流用」や「改造」はとても大事。
創造主だからって突然その生命を設計しちゃうんじゃなく、限られたリソースからうまいことこねくり回していい形を作るというあたり、「下請け」という設定がよく活きていて面白い。
それにしても馬を設計した爺さん、腕はいいのに面倒臭い人って、迷惑極まりないよなぁと身を振り返って実感してしまう。