人間が神様を忘れて、科学的に証明できたものしか受け入れないような時代だと思います。
この本は、キリスト教的表現で描かれていますが、大事なことは、宗門宗派の垣根を越えて人間が神仏との関係を取り戻すことだと感じます。
引き寄せの法則とか、潜在意識の活用とか、インナーチャイルドがどうとか、脳科学で証明されているとか、本当の神仏はそんなちっぽけなものではなく、人間の頭で理解できない範疇の深くて大きな存在だと思います。
本書の中にも、「脳科学で…」という表現がありますが、神仏は人間の科学などで計り知れるような存在ではないと思いますので、「わざわざ本当の神様を、人間の人知レベルに引きずり下ろすことはないのに。親子のような関係でいいのに。」と思い、星一つへらしました。
神仏の精妙なるお働きを、科学で解明しようとしたり、「法則」にしようとしたりするより、純粋で素直な童心を取り戻すことの方が大事なのではないかと思います。
この本は、そのきっかけともなるでしょうし、それを深めていく道のはじまりにもなるかと思います。