先日大人買いで13巻まで買ったのはレビューと1巻の巻頭試し読みのみで決めたことで「絶対面白い!」と思ったものの、それでも巻数がすすめばダレてきたりイマイチの展開で読まなくなったりすることもあるものです・・・
まだ4巻で、1巻からこっち、ずっと楽しく濃密な読書をさせて頂いています。人物、動物、妖等々の描写力が凄い。人間の表情なども上手い。
日本で一番上手いのは私は井上雄彦(スラムダンクの人ね)だと思ってますが、こちらも負けてない。
細々したトコや背景はちと雑ですが、さほど気になりません。
あと肝心の物語ももちろん面白い!
1つの事件を解決しては次へ、という感じのオムニバス形式というか、それでも時系列は並んでいるのでそれぞれのキャラの背景や政治の流れなどが繋がり物語の肉厚感が増す。
そしてなにより、今回ビックリなのは、話の区切り毎にある「道真の平安時代講」といううんちくページです。解説「本郷和人」という方。調べると日本中世史を専門とする日本の歴史学者で~~~という偉い方。
そんな人が面白おかしく、分かりやすく、物語をさらに意味を楽しく知って読めるよう説明を書いて下さっている。
幼女戦記とかにもある文字ばっかりの用語説明ページ。
これがまた、この漫画のはめっちゃ面白い!読み飛ばさないです。(むしろ楽しみ)
漫画で勉強とはまさにコレ。知らないウチに、ちょっと平安に詳しくなっちゃうよ。
日本の武将は誰が好きー?!なんて歴史の話題に加わったら「私はだんぜん左近衛権少将の在原業平かな~!」などと言えば場が盛り上がるじゃないですか。(もしくは盛り下がる)