わかってる気になって、利いた風な口をききそうなテーマについて、歴史的事実に基づいてきちんとわからせてくれることがありがたい。日本の教育が、あたかも試験のためにあるかのような様相を呈していることは、あるいみ周知のこと。それがいつからそうなったのか、といった事実についてである。結局試験に勝つことが、あらゆる意味で有利なのであれば、そりゃもう試験対策になりふり構わず明け暮れることになるでしょうね。しかし、ありがたいことに大学全入状態の昨今は、少し事情が違ってきているようにも思う。試験に勝つことだけが有利、でない状況になれば、自然と教育も試験も正常化していくのでは?