作品でも描かれておりますが、特に部長から先はサラリーマンの出世においては大企業であればあるほど、本人の力量以上に運要素も大きい。
勿論、部長までの頃と大きく相違し、その先に進めば進む程、仕事のスケールが大きくなるので、この辺りをどう評価するかは個々の嗜好にかなり左右されてくるマンガだと思います。
一応、どの役職でもヒューマンドラマは健在ですが、感情移入しやすいのは矢張り部長島耕作あたりぐらいだったような気がします。
ただ、東日本大震災など、世相を反映した会社の取り組みというのは後々読んでも興味深く、そういった意味では手元に置いておきたくなる作品の一つですかね?