漫画家が福島原発の現状を描くために、作業員になって、現地で行われている作業が淡々と描写されています。ドラマではなく、事実なので、盛り上がりにかける部分がありますが、現実を知るには一番かと思います。

私も被災地在住。でも原発被災地域の方々の悲哀は筆舌にあまる。テレビニュースと切り取り方が違っていてルポとして興味深いです。 マスコミや政治に印象操作されていない、そのまんまの、そして、それ以上でもそれ以下でもない原発労働の話。 作者が福島第一原発で労働した経験を描いた命を削って描いたマンガ。

今、現地で行われている作業が淡々と描写されています。 色々と考える前に、我々が知っておくべきことでしょう。 地震の3年ほど前、4号より海側を通って仙台まで行った事があります。その光景と現状(報道でしか知りませんが)のギャップを見ると、何か色々と思うものがあります。 本誌は読んでおくべきタイトルだと思いました。

いま話題のコミックです。 表紙に福島第一原発作業員が描く原発ルポ漫画とありますが、漫画家が福島原発の現状を描くために、作業員になったと言った方が正しいと思います。 内容的には原発作業員のルポルタージュなので、原発作業員の日常生活を描いているのですが、物語の盛り上がりに欠けるように感じます。 漫画の描写は原発の内部について、とても緻密に書かれていて、作者の観察力に脱帽です。

実際に原発の作業に携わった方が描いた作品だけに、重みが違う。マスコミの報道とのギャップを感じる場面もある。続きが見たい。

主に通勤電車内で使っているKobo Touchで読むつもりだったのですが、文字サイズの関係で・・結局のところ休日に自宅でiPadを使って読みました。 内容は日々の福島第１原発での作業風景など大変興味深いものでしたが、如何に原発労働者として施設内に入ることが出来たか、特に心配されている4号機の燃料棒が保管されている施設のスケッチなど、テロ対策という観点では‘かなり危ない内容’という印象も受けました。 食べ物のジャンルのコミックが大きな問題として取り上げられましたが、安全という観点では比べ物にならない位に大きなダメージを生ずるおそれのある本書が世界中で瞬時に入手できるという平和な国のあり方にも目を向けたいと感じました。

あの震災の時は、東海村の原子力発電所の中にいました。他人ごとではない。