5篇収録のアンソロジー。
『冬の小鳥と呼ばれた君へ』
・いくら目的のためとはいえ、一人の少女の心を散々犠牲にするやり方はひどい。その分、きっとこれからは甘やかされると思うけれど。
『「何でもいい」と仰いますけど』
・貴族として当然の義務とはいえ、あの親は・・・。互いの心があれば、きっと大丈夫ですね。
『緑の手どころか、すべての植物を枯らしてしまう根絶やし令嬢です。結婚相手を探すために辺境に来ましたが、塩対応だったはずの義弟に溺愛されています』
・もう・・・タイトルが全てを語っている──。
『婚約破棄された悪役令息に「大丈夫?おっぱい揉む?」と言ってしまった私の顛末』
・できれば、しっかりバカ共のざまあを見たかった。
『没落令嬢は最強魔術師さまの介護をしています!』
・いやあ・・・王女というのは王家の娘と思っていましたが、よもや悪辣な魔女とは。絵が素敵なので、クライマックスで見惚れました。
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ところで、四作目に出てくる「近しい」が気になる。やたら昨今、濫用しますよね。
近いで済むところをわざわざ。この二つの違いをわかっていて使っているのか。
この作品の場合は間違いとは思いませんが、私の中では「親しい」と書くと認識しているので違和感を覚える。いえ、間違いではないんですが・・・。
済みません、余談でした。