そこに期待して購入しました。17mm、25mm、MFTレンズ最高傑作と言われる45mmのプロレンズと、撒き餌レンズと言われる25mm、45mmF1.8と17mmF1.8がどんな描写の違いを見せるのかと。
そこには意外な回答が出ていた。ボケ以外では、PROレンズの優位性は思ったほどではなく、一部ではPROレンズが劣っている所まで書かれていた。もちろん、シャープネス、収差とほぼほぼPROレンズが勝つわけであるが、F1.2と無理しているため、〇〇mmではF2.8まで隅の描写の悪さが影を落とす…と言ったことが書かれてあり、大変参考になった。他のレンズに関しては、カットが1枚な事が不満だが、執筆陣(特に崇拝する赤城耕一先生)の解説の良さに満足。また赤城先生はオリンパス開発陣と討論をしていてこれがまた興味深い。鋭い質問に、素晴らしい回答。ここもこの本の魅力です。
蛇足ですがこの本購入後数か月で、私の所持するオリ、パナ、シグマのレンズ比が変わり、0:4:3が2:2:2に変わりました。特に9-18mmは素晴らしい…おっと、本のレビューではなくなってしまうのでこのへんで…。