郵便ポストへのゴミ投函、車へのいたずら被害に遭ったため、防犯カメラを探していました。決め手はカメラ本体にセットしたSDカードへの書き込みができること、値段が手頃なことです。
本体は亜鉛ダイカスト製ということで、剛性感があります。値段の割にはしっかりとした作りです。残念ながらフードのスライド幅は狭く、またクリアランスが大きいためスカスカです。ここについては作りこみ不足です。ただ、機能的には影響はないでしょう。
シリコン製のリングで防水効果を謳っていますが、これをはめると、蓋が上手くはまりません。リングを外してしまえば蓋がはまりますので、これは設計的に問題です。セッティングで一番苦労したところがここでした。よってSDカードを頻繁に取り外しをする方はかなり使いづらいです。ネジ山も甘くなってくるでしょうから、予備ネジが欲しいです。
英語のマニュアルが箱の中に、箱の外に日本語のマニュアルも添付されていました。英語のマニュアルは決して難解ではありませんが、英語が苦手な方は日本語が安心です。
SDカードへの時間設定は初期値をパソコンで書き込みますので、実際にカメラにカードをットするまでの時間を考慮して設定すると良いと思います。例えば、現時刻が11:55:00で、カメラへのセッティング&電源投入に5分かかるとしたら、PCでの時刻設定は予め12:00:00としておくと良いです。
映像については、37インチのプラズマTVに接続したところ、ややフリッカー(画面の揺らぎ、チラつき)がありますが、防犯カメラとしては許容範囲内。
カメラの約6メートル先に9歳の息子を立たせてみました。目鼻の細かいところについては判別は難しいです。たとえば、眉の形はどうだとか、表情の細かいところとか,顔の皺とか・・・これらはまったく分かりません。しかし、大体どんな人物かは分かります。特に見覚えのある人物であれば容易に判別できると思います。
モーションセンサーについては、他の商品と比較していませんので何とも言えませんが、昼間の撮影については画面に変化があってから0.5~1秒くらい遅れて録画状態になります。人の歩く速さで横方向に動くのであればこれで十分。バイクや自転車が横切った場合は、画面の半分くらい過ぎたところから映っているという状態です。撮り逃しはそれほどないのではないかと思います。
特別に秀でた商品ではないですが、十分及第点と言える商品です。