購入前に知らない作品でしたから、某大手外資系通販サイトでレビューを覗いてみたところ、「エロ・グロ」という言葉のオンパレードと、時代考証がなっていないという重箱の隅をつつくの様なdisがされており、逆に興味を有して購入してみました。
試し読みは数ページしかありませんでしたが、絵はきれいだし、パースがとんでもなく狂っているわけでは無かったですから逆に安心感は有りました。
で、肝心要の内容ですが、端的に言えば江戸時代を舞台にした猟奇殺人に関する探偵ものみたいな感じと言って差し支えないかと思います。 表題の「当て屋」というのは探し物を見つける方の事ですが、どちらかと言えばやっていることは探偵に等しいです。
確かに、1巻からトリックやプロットに対しては稚拙でご都合主義的なところが多く、この部分が否定的にみられているのかと思いますが、そもそも、漫画や小説、はたまた映画などの作品は殆どがフィクションなはず。
時代考証などの突っ込みは大御所でもある手塚氏の作品なんかでもごまんと出来るはずなので、されている方自体が少々視点がおかしいような気がいたしました。
また「エロ・グロ」の描写につきましても、連載はあのヤングアニマルwww
グロはともかく、エロごときでとやかく言われる筋合いはないような気もするのですが。。。(ふたりエッチで有名な雑誌ですよね)
恐らく、美麗な表紙との隔たりが大きいだけにそんな評価を受けてしまっている作品なのでしょうが、まあワンコインなら悪くはないです。
確かに理路整然とストーリーが釈然としないところは有りますが、そこは椿ちゃんの可愛さに免じて許してやってください。