最近、桑田真澄さんをキーワードにして、動画閲覧をしています。
その中でよく聞かれる言葉には、以下のものがあります。
・世界平和のために投げなさい
・第一感を大切にしなさい
・感謝しなさい
・打者の心理が解る
・野球を通じて様々なことに気づくことができる
本書でも、上記の話は色々出てきます。
個々のキーワードが程よく混ざった、色々な話が書かれています。
現役自体を知る自身としては、拘りが強すぎるのか細かすぎるのかと思ってみていました。
どこか異次元の凄さを持つ選手でありながら、絶対的な凄い球を投げるわけではない不思議さもありました。
今でこそ二刀流と言う言葉は当たり前ですが、桑田選手が現役だった時代は投手専業選手でありながら、四刀流でした。
・捕手以外のどのポジションでも特筆する守備力があると、常に言われていた
・素晴らしい状況判断と決断力による走力(野手顔負けのスライディングも多々あり)
・状況判断に則したバッティングスキル(シフトの穴を狙ったバッティング)と中軸を打てるだけの長打力
どれを採っても魅力溢れる選手でした。
ある意味、プロ野球の全てを知り尽くした選手が、半歩引いた位置で見つめたプロスポーツの姿と言えるのではないでしょうか?
この本では、勝利至上主義から人材育成主義に転換すべきという話までには及んでいませんでした。
次に機会があるときは、
人材育成主義に徐々にシフトしつつある野球界で活躍する桑田さんの著書を読みたいと思います。