仏壇はあるがラジオの一つもない、音楽を聴くような環境が全くない、半物置になってる和室用に購入。この部屋に居て何某か作業する時、今までは多機能型ウォークマンと有線ポータブルスピーカー持ち込んでたが音量は小さいし操作性も音も悪い。この際、奮発して買ってしまえ!ってことでこの手のコンパクトコンポ製品を探し吟味してた。
表示部、7セグメントをベースにしたマルチタイプの液晶はドットタイプと比べて文字表示がダサくて個人的には嫌いなんだが、最有力候補だったコイズミのSDB-4344 / 4345 を打ち負かした理由は、メーカーへの信頼感と AUX IN & USB装備・リモコンが付いてこの値段、コストパフォーマンスが良かったから。青歯は必須。ウォークマンやスマホをペアリングさせるから。時計機能はないけど、目覚ましには使わないので問題なし。和室に置きっぱということでボディカラーはホワイトだとあまりに浮くからブラウンを選んでみた。商品名としての表記は「チタン」だって。実物を確認して、なんだか分かりにくい中途半端なカラーだなと思う。和テイストとは関係ないみたい。自分的には昔からオーディオ界に存在した、シャンパンゴールド風だと思うが。
肝心の、音は『中の下』としておこう。このサイズでは少々辛口批評だが価格的には仕方ないところか。プリセットながらサウンドセレクトもあるしけっこう大音量も出せるけど、全般的に薄っぺらい少しこもったかんじの印象。それもそのはず、ワイドレンジでもコーンの小さいスピーカーが左右1発ずつだから、チャチな音と言ってしまってはかわいそうなんだけど、もっとどうにかならなかったのかな??だって、昭和の時代は日本の誇るオーディオ老舗・旧Victor + 無線機から端を発したエレクトロニクス界の風雲児・旧KENWOOD。これらが造り出すマイクロコンポというイメージだったので、往年の輝かしい時代を知っている年寄りからすれば、過度な期待をしてしまうって。かといって、この製品に外部出力端子を設けては逆に哀れと言える。でもまあ、今までの和室の環境からは大幅改善であり、評価は◎。ハナマルでもイイかも。
あまり極端に音質にこだわらなければ、AC電源のあるところ部屋から部屋へヒョイと持って行けるお手軽オーディオ機器としては汎用性のあるコンパクトでオシャレなオールインワンコンポだね。