2003年に、初めて壁掛けの電波時計を購入した時は7,000円位したと思います。
この時計は寝室で使用する為に購入しました。11年前に比べて時計の機能そのものは変わりませんが、まず安くなったのにびっくりです。
夜中に目が覚めたとき、真っ暗な中で「今何時だろう」と思いながら、灯りも点ける気にもならず、そのまま又寝てしまうことが多かったのですが、横になったまま「夜明けまであと1時間だな」と確認できると、なんとなく安心感があります。夜明けまで1時間ある事を確認して何になるんだ?とツッコミがあるかもしれませんが、60歳過ぎると早く目が覚めて、そんな気持ちになるものなのですヨ。
という訳でこの時計は秀逸です。4時と8時のあたりからぼわっとした暖色の灯りが文字盤上でクロスして、と言って寝室を照らすほどの照度は無くて、寝ぼけた目で視認するにはほど良い明るさなのです。
色や形も視認性に富んだオーソドックスなデザインで、実用性という観点からもとても良いと思います。
まだ購入して2ヶ月しかたっていないので、電池がどの位持つかは実証していませんが、取説によると単2電池2本で約1年とのことで、照明を考えると当然という気がします。尚、最初に購入した電波時計は、つい先日初めて電池交換をしました。単3電池×2で11年間動いたことになります。
音は、日中時計の前で耳を凝らすと秒針が秒を刻むかすかな機械音がしますが、夜間照明が灯ると秒針はロックされ、分針が恐らく15秒に1回(1分間に4回)という間隔で前進する時の音に変わります。深夜の静寂の中で聞いてもほとんど気
になる音ではありません。
これだけの実用性の高い時計を、この値段で販売しているカシオに敬意を表します。