このスープについては「いのちのスープ」で有名な辰巳芳子さんのご著書で知りました。私は、介護5の父を去年92歳で自宅で看取りましたが、90歳を過ぎてから誤嚥をしやすくなって以来、このスープをベースに、辰巳先生のレシピでいろいろなポタージュを作り、小さなスプーンで一匙ずつ父に食べてもらっていました。最後の二週間ぐらいはさすがにスープさえうまく飲み込みにくくなりましたが、最後まで床ずれ一つできなかったのは、このスープで栄養状態が良かったからだと思います。私は手のかかるポタージュを作っていましたが、有り合わせのお野菜を刻んでこのスープでミネストローニならどなたでも簡単に作れます。お肉類があれば入れますけれど、無くても、スープがしっかりしているのでおいしくいただけます。そして、体力の弱った方、疲れているかたにも大変体に良いと思います。