かつては「異常に膨らんだ。煙が出た。熱くなった。」という笑えないトラブルをしばしば聞いたリポバッテリー。当時のユーザーは隔離した場所に保管し、毎週チェッカーでバッテリーの状態をチェックしなければならかったので、ついたあだ名がメンヘラバッテリー。
しかしここ数年急速に性能が安定して、何よりも恐れさせた発煙・発熱・爆発というトラブルは正しく管理・保管する限りは聞くことが非常に少なくなり、遂にPSEマークも取得するようになりました。まさに隔世の感。
ただし、性能が安定し始めたのは近年のことで、2年、3年経って経年劣化をしても安定していられるのかはまだ不透明なところはあります。海外製のニッケル水素電池には数年で冬は冬眠してしまうものも珍しくないため、どこまで信頼性が高まったといえるかまだ判断の確定はできないでしょう。
ただし、リポバッテリーはニッケル水素に比べると明らかに高性能であるのは一度使うと明らか。いずれリポバッテリーの時代になると思われます。