TPU(熱可塑性ウレタン)ではなく、ガラスでもない、アクリル樹脂(PMMA:ポリメタクリル酸メチル)のフィルムです。素材的には、ウレタンより硬質で、当然、ガラスよりは柔軟、かつ透明性が高く変質が少ない良質なものなのですが、いかんせん貼り付けの難易度が、かなり高いです。柔らかいTPUの様に、気泡は簡単に抜けてくれません。一方、ガラスほど硬くないので、形状が変化するため、位置決めも慎重に行う必要があります。自分も貼り付け直後は、他のレビュー投稿者と同じく、気泡が15カ所ほど残りました。しかし、アクリル樹脂は、TPUより硬いとはいえ、温めれば手触りでは分からない範囲で軟化しますので、暖かい飲み物が入ったガラス容器を押しつけたりして、気泡部分を温め、端に向かってゆっくりと気泡を移動させました。4日かけて、目立つ気泡を全て解消させることが出来ました。化学的にアクリル樹脂の特徴が分かっている人は、対処法が理解できると思います。気長にチャレンジできる人向けです。