言わずと知れた、腕時計用工具。裏蓋がスクリュー式で回して開けるタイプでなく、裏蓋の縁部分でエッジの雄雌がかかり合ってパチンとはめ込んでいるタイプのフタ開け工具です。明工舎製だけに、この製品名はこじ開けを「コジ明け」と表記します(^^♪
実際の使用には、あまりこじて用いてしまってはフチがめくれ上がるのでダメなんですが、何故かこじ開けるって言いますよね。使い方のコツを書いてると、言いたい事が書けなくなるので割愛。こんな工具、そんなに使う頻度なんか無いと皆さん思ってますよね。その通り!まぁ確かに、滅多に使う機会がありません。実は私は別の用途に広範に使用しています。。。今回はサイズ・厚み・幅のレパートリーを増やすための揃え足しでした。
例えば、今や家庭に多く存在する家電~電子機器のリモコン。コイツの分解に使用します。ハァッ?て思ったでしょう。電池で動作するリモコンって、電池の液漏れ・それに付随する接触不良などが原因でボタンが効かなくなった、等のトラブルに、分解してクリーニング~接点復活剤塗布なんかを施す訳です。YouTubeで手順がいっぱい投稿されてます。けっこうマニアックな処理法まで出てきて、面白いですョ。
でも、やってみようと思った方、とにかく何でそんなにガッチリ噛み込ませて上下パーツ固定してんだって腹が立つほど開け難い。無理するとめくりキズだらけにしてしまうか最悪割ってしまいそう。断念した方多いのでは?そこでこの工具の出番なんです。挿し込み方にある程度コツはありますが、慣れたら面白いようにパコン、ペコンと外れます。
もっとも、開け方のトリセツは無いし、何処の位置に固定ツメがあるのかなんて分かる訳ないので、何れにせよ最初の差し込み動作から慎重に作業する必要があることは言うまでもありません。
他にも、ネジ留めでなく開閉できるように作られていないプラスチック製品、多々あります。薄め幅広タイプ1個あれば思わぬところで役に立ちます。小さな製品もあるので、欲を言えばサイズの大小を所有して使い分けできる方がイイ。
ここまで書いてきて、反省! 中古で買ったオーディオ機器のイカれたリモコンなんかを復活させてきたので内容に嘘偽りは一切ございませんが、やはりちょっとマニアック度が高かったですね。