数年前に買ったSEIKOのダイバーズ。
KINETICの逆輸入モデルで、価格のわりに「ちゃんと」している。
が、残念な事に腕に装着した時のバランスが悪く、手首の外側へ外側へとズレて行こうとするようだ。
それを防ぐためにややタイトに装着すると、今度は尾錠の一部が肌に触れ、みみず腫れのように赤くなって痒くなる。
ボクはこんな強面なのに皮膚が弱く、子どもの頃はアトピーであった。
今でも金属にはかぶれやすいようで、とくにクロームメッキやニッケルには弱い。
腕時計でもやはりそれは起きる。
幸いにも、腕時計の本体や裏蓋に多く使用されているステンレス・スチールにはかぶれない。しかし油断していたのが尾錠部分。ニッケルが入っているのか、クロームメッキなのか、ほんのわずかの部分でも長時間肌に擦れていると確実に赤く腫れる。
これは時計装着時のバランスの問題なのでストラップを交換しない限り解決しない。逆に言えば、ストラップを交換すれば解決する可能性があるって事。
そこで、ダイバーズ・ウォッチに似合い、且つかぶれなさそうなストラップを探していたところ、いいのがありましたよ。それが今回購入したNATOストラップ。
一見ただの安っぽいナイロン製ストラップなのだが、NATOストラップの名のとおり軍用で、英国防省のMOD規格をクリアした物を指す。
購入したのは、本物のNATO G10ではなく、レプリカの、いわゆるNATOタイプだ。
レプリカとは言え、ナイロンの厚み、しなやかさ、穴部や末端部の処理、金属パーツの質感まで実にイイ感じだ。
NATOストラップ系の中でも、この黒×グレーのストライプは、映画007でショーン・コネリー扮するジェームス・ボンドがROLEXサブマリーナに装着していたカラー。
なので、クラシカルな面構えのダイバーズに似合わないわけがない。
取り付け方は、ウレタンバンドを外してバネ棒を戻したら、12時側から引き通すだけ。
もちろんNATOストラップ特有の、時計裏補助ベルトもちゃんとあります。
うひょー。快適。今までのウレタンに比べると、なんとも言えないフィット感です。
これからの季節、汗をかいても外して洗えるし、良し良しだ。