砥粒の違う金剛砂を、鋳物製のしっかりとした研磨台座に振り掛けて、面の荒れた砥石をそこに擦りあわせることで砥石の平面を出すという製品で、比較的短時間で、平面が得られます。中仕上砥(♯1000相当)の面出しを実際に行ったところ、10分足らずで面直しが終わりました。気になるのは、鋳物でできた研磨台座がすぐに錆をよぶこと。使用後水切りをして乾いた布巾で拭いても、5分としないうちに赤茶けたさびがでます。神経質な人にとっては、さびている、面直しで大切な砥石の直しには抵抗があるかもしれませんが、使用後・使用前の手入れである程度防止はできます。きちんと使えは半永久的に使えるもので、また、金剛砂の選択で、荒砥石~仕上げ砥石まで使えます。平面出しが比較的容易に可能なことを考えれば、買って損はしないと思われます。刃物と砥石を大事にする人には、良い製品と言えます。