誕生日に「おめでとうございます」と電話をかけても、「な~んもめでとうないわ。ただ死に近づくだけや…」と、ひたすらネガティブな反応しかしなかった父。あるお父様がこちらの名入れ焼酎を送られ、感極まって涙ぐんでいた、というレビューを拝見し、今年の父の誕生日は名入れ+「お父さんはやっぱりすごいよ!」的なメッセージ付きの「村尾」で攻めてみました。商品が到着した日の夜には父親本人から電話があり(普段は母親にまかせっきりなので、これだけでも既に奇跡)、「ありがとう~早速開けて呑んでみたけど、おいしいのぉ。ありがとお。」と大喜びでした。「なんや最近は店であんなことまでしてくれるんか?」と名入れにも感激してもらえた様子。元々悲観的な人ではありましたが、病院通いが増えた近年はとみに愚痴っぽく陰気になっていたので、父親の張りのある声を聞いて、送ったこちらもぐっときました。丁寧に名前を彫っていただくことで、忘れかけていた自信のようなものを父がいくらか取り戻してくれたように思います。ありがとうございました。