タニタの体組成計を10年使った。
足の間にチラチラする小さな文字を見るのに疲れてスマホ連動のタニタを買おうと思い立った。
ア〇ゾンの体組成計を見ていてあっさりと中国製にからめとられた。
2000円ちょっとでスマホ連動なのだ。
使ってみるとなかなかいい、でも数多くの測定項目の中に蛇足のような信用できないものもあった。
中国製を1か月使ってやっぱり当初買おうと思っていたタニタのこれを買った次第。
さてほぼ新品の体組成計が2つになったので比較してみた。
測定項目は中国製の方が多い。
たんぱく質、皮下脂肪、体水分率などもあるがまあいらない。
体重その他重要項目の数値はそう大差ないので、中国製タニタともに正確と言っていいと思う。
値段は3倍強の差があるが。
ただタニタの弱点は使用上いろいろ面倒なところで、この点は中国製が使いやすくすぐれている。
最初の設定登録もスマホやBluetoothなんかに詳しくない老人なんかにはタニタは面倒、中国製は簡単。
毎日の測定の簡単さも中国製の勝ちで、スマホアプリを起動しBluetoothをONにさえしておけばペアリングすら不要で、体組成計にただ乗るだけでOK。
それにひきかえタニタは、初期設定でスマホとペアリングしたのちアプリを起動、所定のボタンを押して体組成計を起動、体組成計のスタンバイを待ってそれからに乗る。
何も考えずスリープ状態の体組成計に乗りさえすればスマホで計測終了の中国製の方が楽だ。
中国製の方は機器上の表示なんておまけのようなもので、スマホ使用に全振り。
しかしタニタの方は従来通り機器上の数字や記号のいろんな表示を重要視していて、それプラスのスマホ表示という考え方。
両面重視がわかりにくさ面倒さにつながって、取扱説明書のページ数も増え、人によっては煩わしく感じると思う。
中国製は取扱説明書なんかペラペラであってないようなもの。
アプリも中国製の方がつくりが上手かな。
タニタは画面に広告が出てくる、が心配したほど見にくくもない。
ま、慣れれば問題ないしタニタを使うよ、安い方より高い方をね。
でも自分がそうだったように、本来無条件にタニタのユーザーになるべき人が毎月何千件何万件レベルで中国製に流れている、ということはタニタさんもよく考えてほしいと思う。
数年後、体組成計は中国製に席巻されている、なんてことがありませんように。