ワイン友達と、某フレンチレストランにお願いして、ヴィンテージ・シャンパーニュで遅めの新年会に利用。
アンリオ・アンシャンテルール1996マグナムとNPU1999という贅沢しました。
別ショップで購入したアンシャンテルールは、3時間前抜栓。ブルゴーニュグラス使用。ピノ・ノワールの重厚感とシャルドネの構成力がバランスして、お金かかってるシャンパーニュ感が口に含んだ瞬間から爆発。オレンジに傾いた黄金色、みっちり詰まったマンダリンっぽさのある濃い果実感。クチナシ。オレンジの花。塩昆布の旨味と少しモカの熟成感、ヨード…といったゴージャス・プレステージ・シャンパーニュの王道でした。
対して、こちらのNPU。
ソムリエ氏に事前にご相談すると、「NPUに限らず、99のプレステージは完璧すぎて、ツルツルした真円の球を飲み込むようなイメージ。滑らか過ぎて場合によっては良さが分かりにくいかも…。」とのご助言でしたので、前日抜栓お願いしました。
ブルゴーニュグラス使用。ブリリアント・イエロー。何と!僅かに緑のニュアンスが残る若々しさ。若干の青みを含むシトラス、レモンピール、シトロネラ。ジャスミンなどの小さな白い花の大きなブーケ。ちょっと白粉やお香っぽい?極薄のプラチナで覆われ、磨かれた真円の球。驚くほどシルキーで繊細緻密。媚びない。高貴。
でも、ほんの少し綻んできていて、僅かな隙間から薄っすら微笑んでくれた。
ボリュームより繊細さと縦に伸びる奥行!系シャンパーニュ。伸びしろ十分。30歳ぐらいに出会いたいけど、高くて買えなくなっちゃうんでしょうね(苦笑)
個人的にはNPU派です。ただ、対照的なアンシャンテルールとぶつけてみたので、どっちも素晴らしいけど、僅差で王道派の方が支持者多めでした。私ってやっぱオタク寄りの好みなのかしらん?
とってもいい経験させてもらいました(*^_^*)