残念ながら、この暑い夏を涼しく過ごす1杯になりえず、おすすめはできない。
全体的に酸味がきつく、特徴的なアロマも特に無い。ドンペリのようなネットリ感のある蜂蜜や雪山のごとくそびえるミネラルも感じられず、むしろ安い白ワインにありがちな「ただ酸っぱいだけ」のワインである。泡も1時間を過ぎると気が抜けたように弱くなってしまう。良い泡のワインは長時間あけても泡の状態をキープできるものである。
このワインは過去に何度か飲んでおり、これがビンテージ由縁なのか保存の悪さによるものかは判らないが、過去に飲んだものよりも格段に落ちているのは間違いない。