ペンシル型をしたケースに収納されている、ガラス繊維を束ねて固めた4mmの棒を、少しずつ繰り出して使う『傷消し筆』とでも言えばいいでしょうか。
クロスで磨くよりピンポイントに作業できて効率がいい上、使い勝手も良くしかも高性能だと思います。単なるサビ取りツールにくくってしまうのは絶対モッタイナイ。
色んな箇所で試しました。擦り傷の付きやすいバックルは、磨き直した感じになり満足。メタルブレスの折れ込み部がブレスのコマの内側に当たる部分の黒ずんだ傷等、嘘のように奇麗になりました。
特にヘアーラインの施された部分は得意。ヘアーラインと垂直に付いた傷でも、全然目立たなくできます。驚きです。
実は馴染みの時計屋さんに、複数のブレスレットのポリッシュお願いしようと思っていましたが、必要無くなりました。これ、マジです!
固いガラスの筆(あえてそう表現しますが)を出し入れするのは、黄色いペンシルケースのオシリの黒い部分を回転させて行う構造なので、場所や状況に応じて微調整でき使いやすいことこの上なし。
安くはないけど1本持ってて損のないメンテナンス用具だと推薦します。
ここは個人的主観です、時計以外にも高級工具のサビ取りとか模型製作とか、何だかいろいろ応用できそうな気がして、別にもう1本購入しようかな、と目論んでます。
冒頭にも書いたように、素材はガラス繊維です。作業中、削れた微細なガラス繊維が散ることがあります。折れた繊維が1mm位の破片になって撒かれることもあります。
グラスウールの断熱材や、量販店・パチンコ店などで見かけるノボリの竿の部分を触ったり扱ったことのある方はご存じでしょうが、棘さると痛いのでコレを使って作業を行う場所は充分気を付けて!