大抵この類のベッドの欠点は、マットが「柔らかすぎる」点と、「座面が低すぎる」点の2つです。
前者については、いわゆる低反発マットなのですが、低反発というより、単純にマットが「貧弱」なだけで、数回使っただけだと寝心地良さそうに思えるんですが、1週間もすると疲労が蓄積され、それに気づきます。
しかし、このマットレスは高反発を謳っているだけあって、沈み過ぎないので疲れにくいです。
柔らかすぎないので、寝返り時に目が覚めたりすることもなく、また起き上がるのもラクです。
そして、何と言っても後者…ベッドの高さです。
多くの折りたたみ式のベッドの難点は、折りたたみ時の寸法をコンパクトにするあまり、
高さが十分に得られない設計なので、座面の低いベッドで端座位になるのは大変苦痛です。
通常の体型で考えると、40センチ以上の高さがあれば自然に無理なく立ち上がりが可能です。
このベッドの場合、高さが実寸で44センチほどあるので、
身長160センチ前後の人であれば、自然にベッド上で起き上がり、座って、立ち上がるという一連の動作がスムーズ且つラクに出来ます。
170センチ以上の人になってくると、44センチ程度でもちょっと低いと感じるハズです。
この高さがあれば、ソファーやベンチに腰掛けるような感覚で着座し、横になることが出来ます。
また、リクライニングはあまり使用しませんが、このリクライニングはとてもしっかりしていて、
戻すのも簡単でおかしなクセも無いので気になりません。
唯一欠点を挙げるとすれば、ベッド端に座った際に不安定にならぬよう補強バーが頭と足元にそれぞれあるんですが、
ベッドで横になる際、どうしても補強バーが微妙にズレるなどして、さらに安全バーがカラカラと音が出たりして気になる場合があります。
それと、申し訳無さげな高さの低いベッド柵ですが、マット面から5~6センチ飛び出ているだけなので、
かえって中途半端なサイズのせいで、うっかり足や腕をぶつけそうになるので少々邪魔に感じます。
これなら枕が落ちないように頭のところにこれに似たような柵のようなモノがあった方が親切設計かも。
とは言え、特に難点もなく、面倒な組み立ても基本的に無いので、非常にオススメです。
宅配で到着後すぐに開封し、この柵の部分だけ取り付ければOKなので、10分足らずで使用可能でした。