犬神サーカス団の現存でも入手できるアルバムの中ではかなり自分好みでしたw この商品が到着前に同じ位の収録時間の「呪恋」が手元に届きましたが、全体的な出来はこちらの方が良く出来ている感じでした。
凶子さんのナレーション、七色とも言っていい雰囲気の醸し出し方はどのアルバムでもただ驚嘆するばかりですが、このアルバムでも無論健在でした。
この作品の兎角素晴らしい点は、曲毎のバリエーションがかなり豊富な所でしょうか???
独特の世界観を展開するナレーションが挿入されている「夜、あふれる想い」などもいつも通り秀逸ですが、1曲目の「骨」は歌謡・演歌チックな曲調でいきなり度肝を抜かれます。
また、歌詞・世界観・メロディラインとして個人的に最高だったのが、「神の子」でしょう。
欲を言えば、この7曲目だけでちゃんとした完結した物語となっておりますから、ナレーション挿入やSEを多用するなどして、初期作品の9分曲でみられたような大作にしても良かった気はするのですが、小説みたいな素晴らしい世界を展開してくれています。(視点を変えれば、よくよくこれだけの話を5分満たないレベルで作り上げたことに脱帽w)
トータル的にはリピしまくりでも全く飽きないようようのあり方で満足なんですが、矢張り合計収録時間が30分前半で2500円、DVD無しは一寸きついかな??? 評価は楽曲のクオリティが高いので満点ですがw