送ってもらうときに梱包が良かったので、折れずに済んだ。
焚くと、すぐに香りが漂う。しかも香り成分の比重なのか、広がりも早い。せっかちにはとてもいい。しかも匂いがしっかり。多少当方のコンディションが悪くても香りが左右されない、合成香料ゆえの力強さか。
私の場合、「桜の香り」と言われれば、桜餅に乗せてある桜の塩漬けの香りを想像していたが、そんなほのかなフローラルではない。
また日本で「桜の香り」というと、古い時代の女性化粧品の香りと比較されることもよくあるが、その柔らかさは無い。
しっかりとしたフローラルだ。甘すぎないのも悪くない、嫌いな匂いでもない。
日本人からすると柔らかな優しい香り(粉っぽいと表現するのかな?)はないが、間違いなく桜の香りだ。
ちなみにバリ香のサクラは、柔らかな優しい香りだが、しっかりと強い香りではなく、煙臭さもあるので、こちらに軍配が上がると思う。バリ香は煙臭さを避けてやや離れて楽しむ(しかし香りが薄い)、タイ香は間近でも楽しめる。
ネパール香の後に焚いたので、どうしてもケミカル臭さが感じられたが、インド香と比較して特にきついわけではない。
商品によっては、渦巻きの隙間が細すぎて、種火が内側の線香に移ってしまうことがあった。これは欠点だと思う。最初から割って使用したほうがいい。
私の日本香のコスト判断で言うと、
●普段使い(供養)/1円以下/回
●香りを楽しみたい/5円程度/回
●特にいい香り/10円以上/回
と考えている。
尚、私の場合、インドのヘキサは1回あたり、1/3程度の使用で充分楽しめる。
インド香、コスパはいいのだが、香りが強く、毎日というのも困る。毎日なら日本線香がいい。
今回の線香は、3cm程度で楽しめる、じっくり楽しんでも6~8cm程度だろう。
すると1巻で5~10回分程度になる。コストは5~10円程度。
香りの内容は、「香りを楽しみたい」程度。
高額ではないが、安価でもないと考える。