普通、お茶は急須に入れて飲む。茶殻は捨てる。しかし、これではお茶の持つ栄養の半分は捨ててしまう。のだそうです。とすれば抹茶が一番いいということになるけれど、これもまた色々あって、値段も、びっくりするような高価なものから、安価なものまで、色々。それに、抹茶というと、茶碗、茶筅、なつめ、などが必要のように思ってしまう。また、茶碗、茶筅を使ってお茶をたてるときは、お茶の球ができないように、事前にふるいにかけなければいけない。これ!!はっきり言ってめんどいよ。私は死んだ祖母から、裏千家の作法と石州流の作法を教わったけれど、なんでこんなに面倒なのかと正直思った。今になって思えば懐紙の使い方袱紗の使い方。確かに上品で、理にかなったところもあるようにも思えてきた。しかしやはりめんどくさい。抹茶は500グラムで一万円程度のものを使っているが、抹茶としては決して上等とは言えない。さて、ここからが本題、この粉茶値段の面、味の面から考えても最高にいい。栄養の面からもいいと思う。茶こしにスプーン2,3杯入れてお湯を注ぐだけ、それで、2,3杯、いやもっとかな、飲める。もちろん下にたまった茶葉も一緒に飲み干す。そうでなければ意味はない。水でもよく出る。その時は、出来れば硬水を使ったほうが良いのではないかと思う。普通にお茶を入れるときでも,湧き水で入れると安いお茶でも何等級か上質の味がする。それそれの地方に、所謂、名水があり、東京でも明治神宮の「清正の井戸」などが有名であるが、そうした水を使うと,さらにおいしいだろうと思う。だだ、私は脊髄に狭窄があり、満足に動けない。そこで、水道水(余計なことだが東京の水道水は水道水としては実に上質らしい)を浄水器にかけてポットの中に麦飯石を入れて冷蔵庫の中で暫く寝かして使っている。しかし、東京の下町の湧水-富士の伏流水(富士山の麓に降った雨が、何百年かかけて地下のミネラルを取り込んだもの)-などと比べてどれほど美味しくなっているか。正直、何とも言えない。余計な事ばかり書いたが、このお茶、最高に気にっている。文句なしのお薦め品である。コストパフォーマンスは最高だと思う。