ビッグショットIIのレビューというよりは、同社他製品との比較という感じですが、ザ・ノースフェイスのデイパックはよく使用していて、手持ちだけでもBCプロヒューズボックス、ボックスショット(日本未発売)、ビッグショット、シャトルデイパック、バイト20(現在販売終了)などを用途に合わせて使用しています。
今回購入したビッグショットIIは、通勤に利用しているBCプロフューズボックスからの乗り換え目的で買ったのですが、その目的にはあまり合致していませんでした。
というのも、書類を大量に押し込んでいるんですが、数字上ではBCプロヒューズボックスは30L、ビッグショットIIは32Lと容量表記がされていますが、形状が両者大きく異なるため、入れるもののサイズの都合次第で、前者の方が後者よりも沢山入るという状況が生まれてしまいます。
今回の自分がまさにそうで、大型のファイルなどを常時入れて携行しているような人間からすると、ビッグショットIIはいまいち使い勝手に優れないかなと思ってしまい、乗り換えには到りませんでした。
ただ、先代のビッグショットと比較した場合、細かい部分で確実な進化は見られるので、ビッグショットからの乗り換えを目的として購入するなら、選択肢としては全然ありなのでは?と個人的には思います。
ザ・ノースフェイスのデイパックで大容量のものを探す人が大抵選択肢としているであろうBC(プロ)ヒューズボックスとビッグショットですが、どのようなものを入れるかによって、どちらが良いかが変わってくるので、入れる予定の内容物と相談してみるのが良いかもしれません。
両者の利点を合わせたような、(日本未発売の)ボックスショットが購入出来れば良いのですが、扱っているショップさんがあまりに少ないために、基本的には入手出来ないのが難点です。
ですので、この両者から選ばれる方が多いと思いますが、自転車など大きく動く環境下でも使うことを想定しているのなら、ビッグショットの方が良いと思いますし、紙のようなある程度決まった形のものを大量にガンガンに押し込むならBC(プロ)ヒューズボックスの方が良いと思います。
ビッグショットII自体は良い鞄なので、想定していた利用法で試した場合「使い難いなー」と思っても、他の用途で高い使い勝手を発揮するなんてこともあるかと思いますので、デイパックとして純粋にオススメ出来ます。
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