以前は、筋金入りの白ワイン派で、「魚料理でも、肉料理でも、関係ない、白ワインもってこーい!」という人でした。しかも、友人に「味覚がお子様」といじられても、ドイツワインなどの甘口一択、誰に何と言われようと、それ以外は、美味しいと思えないのだから仕方がありません。どんなうんちくを宣われようと、肉料理だろうと、堂々と自分好みのお酒を頼みます(「~だから、XXであるべき」なんて誰かが勝手に決めたちっぽけで狭いルールに囚われずに、自分の好きなものを自由に楽しみたいので)。そんなわたくしに、アメリカの職場の敷地内にあるバーに、仕事で遅れて到着するわたくしのために、同僚がよく、先に頼んでおいてくれたのがホワイトジンファンデルで、わたくしが到着すると既にテーブルに1本のホワイトジンファンデルがわたくしの為だけに鎮座していたのを思い出します(もちろん、銘柄はこちらのものとは違います。同じものは多分日本には入って来ていないでしょう)。わたくしが白ワイン派であることも、甘口が好きであることも知っていての、わたくしの為のチョイスです(同僚はわたくしの到着前に、それぞれ好きなお酒を飲んで既に始めていますから)。そしてこの出会いが、私をロゼ派に変えました。こちらに帰って来てから何年も、中々ホワイトジンファンデルを見つけられなかった時期があったのですが(同僚がいつも、ホワイトジンフェンデルと発音していたので、わたくしもその音で探していたため日本の表記に合わなかったのでしょうか?まぁ、それだけではないでしょうね)、やっと近年は頻繁に見かけるようになり、見つけるとつい懐かしくて嬉しくなって買ってしまいます。