プライス=669円
生産者=ヴィーニャ・コノスル
1993年設立の新しいチリを代表するワイナリー。設立時はわずか3万ケースだったの輸出量がわずか10年ほどで200万ケースとなりチリ第2位の輸出量を誇るまでに成長。その原動力はコノスルの理念でもある「イノヴェーション(革新的であること)」を常に追い求める姿勢であり、スクリューキャップの導入、ビオビオやレイダなど新興産地においての自社畑拡大、サステイナブル農法や有機栽培の実践、など、時代に先駆けて行われてきた数々の取り組みにあらわれています。それらすべてはリーズナブルさと最新技術を惜しみなく投入した高品質なワイン生産というバランスを、高次元で実現するためです。
製造方式=手摘みで収穫したぶどうを、ステンレスタンクにて5ヶ月熟成。
セパージュ=ビオビオ・ヴァレー*のゲヴュルツトラミネール100%
*チリで最南端に位置し、世界でも最も南に位置するワイン生産地域。 氷河地帯に近く、冷涼な地域。氷河からのミネラル豊富な水、白亜質を多く含んだ土から香り高い白ワイン(リースリング、ゲヴァルツトラミネール)とスパークリングワインの生産に最適な地域となっている。
アルコール=13.5%
色=つやのある淡い黄色
香り=鮮烈なライチの香りや、マスカット、メロン、バラの花びらの甘くエキゾチックな香りが印象的。
味わい=糖香りがそのまま味わいにつながるような独特の風味が特徴。クリアーで雑味がなく飲み易い。しっかりとした酸味で、香りの印象に比べドライな味わい。
前回に引き続きアルザス系ワインでゲヴュルツトラミネールです。
やはり、アロマが非常に強く感じられる白ワインですね。注いだ瞬間からライチの強烈な香りを感じ、次にまるでフレッシュないちごの香りを感じます。そのあとからマスカットの香りを感じます。私の印象では3段階のアロマの変化を感じました。
味わいは酸味と甘味が7:3くらいで辛口というよりやや辛口といった印象です。マスカットのような味わいで、とてもすっきりした飲み心地です。
こちらも669円とは思えないワインであることは確かです。しかし、ゲヴュルツトラミネールのワインをほとんど飲んだことがない私にとってこのワインが品種の特徴を感じられるかは判断できません。しかし、美味しい白ワインであることは確かです。
こちらも飲み頃温度は6 ℃~10 ℃となっています。