初めての便器セット取り寄せでしたので心配しましたが、梱包も必要最低限されており、無事配達されてきました。これまでは工事現場で水道屋さんが取り付けるのを何度も見てきましたが、今回は初めての独力での取りつけ。作業手順どおりやると何も問題なし。ひとつためらったのは、排水ソケットを果たしてパイプに糊付けしてよいかどうか（たまに糊付けしない水道屋さんも見てきた）ということで、結果的には糊付けしました。ただ３年以上たった糊は揮発してどろどろになっていることが多いので、やはり糊も新品がよいそうです。あとで水道屋さんに聞くと２階は糊付けしても１階はしないことがあるとか。施工説明書は教科書的に最大限のことが書いてあります。実際に施工してみて一番問題と思ったのは、初期設定がタンク側が超節水モードになっており、設置後、大洗浄６Ｌ、大洗浄８Ｌに変更するのが相当面倒だったことです。せめて３つのモードのうち、初期設定を６Ｌ程度にすべきだったではないでしょうか？あんまり排便を流す水量をけちると後々便器掃除で水を使い、結果的に無駄になります。私は井戸使用で１つは８Ｌ、もうひとつは６Ｌモードにしました（２台設置）。宣伝のために超節水をうたうのは考え物ですし、一般消費者はだまされない方がよいでしょう。またタンク内は非常に複雑になっており、これらモードの変更は手指が太いにはえらくしにくく、樹脂製の部品が２０年以上も持つか不安です。２０年後また買い直しとなれば、それこそ資源の無駄遣いです。ＴＯＴＯは開発技術者を独自養成しているようですが、発想がメカニック寄りから実質プログラミング寄りなっているのは感心しません。取り説や動画でわかりやすいように努力しているのは助かりますが、街の水道屋さんは現場でそもそも文字を読もうとしないし、タンク内の樹脂製の複雑な歯車に手指を入れるほど細い手をしていません。便器デザイン、使いやすさはピカイチですが、水量モードの変更等にある程度の問題があります。