国内メーカー製エコタイヤ(新車購入時から装着)の経年劣化により購入。購入前に念のため近所のカー用品店で「メーカー不問、海外製可、一番安いものでいくらか」と見積もったところ、最安のものが国内メーカー品で諸経費込み14万強。いわゆるアジアンタイヤは初だが、この安さは大きな魅力であること、高いタイヤを買っても事故により車ごと買い替えやパンク等のリスクもあること、ラべリング性能も上々であったことから購入。かかった費用は諸経費込み3万円台半ば。この差は大きい。
タイヤはある程度走ってみないと評価できないので、2年ほど走ってからの評価。評価対象は前述のとおり、それまで使っていた国産エコタイヤ。
ドライ性能:問題なし。
ウェット性能:問題なし。
燃費:問題なし、ただし燃費はタイヤよりも別の要因によるところが大きいのであまり神経質になる必要はないかと。それにイニシャルコストですでに10万以上の差が出ていることを忘れてはいけない。
ロードノイズ:気にならない。そもそも比較対象もエコタイヤなので大差なし。
耐久性:問題なし。3年目に突入し、若干劣化が見られるかな?程度。頻繁にレースやドリフトの真似事でもするならともかく、まあ公道でそんなことするほうが異常だろう。
以前使っていたタイヤが6年目。一般にタイヤの交換目安は5年とされているが、仮に15万で購入したタイヤで5年走ったと仮定して比較しても、単純計算で1年半も持てばトントンといったところだが、すでに3年目に突入しており、もはやお釣りが出ている状態。
外観上は、接地面からサイドにかかるラインが曲線的で、スポーティーとも女性的とも取れるデザイン。強いて難があるとすればバリ残りがやや目立ち、実用上の問題はないが気になる人は気になるかも。
総じて国内メーカー品に負けず劣らず、それでいてこの安さでありコストパフォーマンスが非常に高い。最近は何が良いかも具体的に語らずただ「安心の国産品質!」だの「信頼のニッポン製!」だのと謳うだけの製品が巷にあふれているが、国内メーカーもそれに釣られる消費者ももっと危機感を抱いたほうがいい。そんな愚かしい「愛国ビジネス」や「ものづくり大国幻想」にすがっているようではあっという間に海外勢に抜かれてしまい(もうかなり抜かれつつあるが)今後はさらなる凋落の一途を辿るだけだろう。