ダンロップの低燃費タイヤEC203からナンカンNS20へ交換をしてから1年が経過し約8,000km走行したところでの評価を記します。車は2013年式フィールダーHYBRIDです。
・ドライ性能:明らかにNS20が上です。EC203は強めのブレーキを踏むとタイヤロックが発生してABSが作動します。結構頻繁に起きます。NS20では1年間で1回しか経験していません。この時は本当に危なかったので急ブレーキを踏みました。EC203は転がり抵抗が低く燃費に有利な分ブレーキ性能では不利になっているようです。NS20はコーナーでの踏ん張りも良好で安定しています。
・ウェット性能:これはドライよりも更に違いがわかります。毎年スキーに行くのですが、雪道や泥んこ道でもNS20は安定度が高く滑りにくいように感じました。
・静粛性:これは路面状況によって全然違います。NS20は苦手な路面状況では非常にノイジーですが、得意な路面状況では非常に静かです。EC203は差がそんなに感じられなかったので目立ちます。
乗り心地:ゴム質が柔らかい感じでEC203とはかなり違います。ゴツゴツ感がなく柔らかいフィーリングですが、しっかりと路面をとらえている感じで好感が持てます。私は気に入っています。
・燃費性能:EC203は4年6か月で35,000km走って19.85km/Lでした。NS20は1年間で8,000km走って19.17km/Lでした。NS20はEC203よりも3.5%燃費が悪いです。EC203で思いっきり燃費走行すると30km/L位は行きますが、NS20では27km/L位。燃費は気にしないで走るとどちらも19~20km/L位であまり差がないです。
・耐久性:EC203は4年半で35,000km、まだ5000~10,000km走れそうでしたが、ひび割れが出たので交換しました。NS20はどのくらい持ちそうなのかまだ評価できません。
・総合評価:総合的にバランスが取れている製品と思います。耐久性について時期が来たらレポートしようと思います。