パブロ・ピカソに「私の絵はジョージアには必要ない。なぜならピロスマニがいるからだ」とまで言った、独学の天才画家、ニコ・ピロスマニの半生を描いた作品。名匠ギオルギ・シェンゲラーヤ監督が名も知られず生きていたピロスマニの魂とジョージアの風土や民族の心を描いた作品。これが、日本の歌謡曲になって加藤登紀子さんのヒット曲となった”百万本のバラ”の原曲の基となった作品だった。現在、ロシアとウクライナは戦争中ですが、ずっと以前にこの近くで、実在した画家のお話は、素晴らしいと思いました。この作品の評価は、沢山の賞を受賞しており、風景や慣習など、見ていてよくわかるものでした。この作品を見終えて、いろんなことを考えさせられる部分が随所にあり、見る人の性別や年代によって作品の感想が違うかもしれませんが、心の動きは同じだと思います。賞をもらっただけある素晴らしい作品だと思いました。