「いわゆる従軍慰安婦なんて有り得ません」と断言する言葉に、溜飲が下がる思いがした。
当時は、従軍慰安婦という言葉自体がなかった。更には、従軍という言葉は良い意味の言葉、例えば、従軍カメラマン、従軍看護婦などに使っていた…当時の朝鮮にいた人(数え年100歳)の証言には重みがある。
なぜ有り得ないのか、感情論ではなく、行政システムとして有り得ないことが理性的に書かれてあり、当時の事情を納得した。
西川氏私蔵の写真を見ると、本当に仲良く朝鮮人と日本人が酒を酌み交わし、一緒に汗を流して働いている。
そもそも、当時、各地の知事達が皆朝鮮人だったのである。
一次資料であり、優れた読み物である。日本人すべてに読んでほしい。
読んで、朝鮮を第二の故郷と言い、アリランの歌を愛唱するという西川氏の熱い思いを受け取って欲しい。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」(8月15日)にも推薦されていた。