アルミを蒸着しただけの布きれに断熱効果など期待できるものか、と半信半疑でミシンで縫える、洗えるらしいこちらのベージュを購入し、ランチクロスを作って実験しました。
二つの製氷皿に水270gを入れて一晩凍らせ、そのままと保冷クロスで包んだものを、室温26°に置いて実験開始。
1時間後、そのままの方は3割ほど溶けて皿の中で氷がかちゃかちゃ揺れる。
保冷クロスは振ると少しかちゃかちゃするが1割も溶けていない印象。
実験開始から2時間後、溶け出した水の量を測ると、そのまま189g、保冷クロス65g。水を戻して引き続き観察。水の量だけでみると、保冷クロスは常温の約3倍強いのか?
実験開始から3時間、そのままはほぼ溶けたのでリタイア、保冷クロスの溶けた水の量は120g。
量だけでみると、保冷クロスは常温より2.25倍強いということになるが、溶けるスピードと、水に触れている氷の表面積の大きさに関わりがあるのかないのか知らないので、これは参考にできない。
実験開始から4時間後、溶けた水の量は185g、常温で2時間置いた時とほぼ同じ量ということは、保冷クロスは常温の2倍強いのか?
実験から5時間後、出た水の量は238gでほぼ全て溶けた。
時間だけでみると保冷クロスは常温より1.7倍強いといえる。
多少乱暴な結論だが、2+1.7÷2=1.85で、これで包んだ弁当は常温で置いた時より1.85倍腐敗に強いといえるだろう。
大体弁当は通勤・通学時間のみが問題にされがちだが、弁当箱に詰めてから出かけるまでの時間も考えるべきで、そうすると私の場合は5時に起きて30~40分で食材を加工し、そのまた30分後に冷めたおかずを詰めるので大体6時すぎに弁当が完成してしまう。しかし家を出るのは8時、職場の冷蔵庫に弁当を入れるのが8時半頃なので、
詰める時にシュークリーム屋でもらった保冷剤と一緒に包むとはいえ、ご飯に酢を入れて炊いたり汁気のある煮物・生野菜・果物を禁止しているとはいえ、常温に2時間半さらしているので不安ではあった。
まして昨今の地球は年々気温が上がり、夏は史上最高の暑さなどとニュースが毎日言っている。
しかし、この保冷クロスは外気より1.85倍強いのだから、2時間半程度では悪い菌が繁殖できる環境にはならないだろう。
安心も1.85倍。ありがとうございます。