ミシンに触れたのは初めてです。簡単な取説だったのですぐに試し縫いができ、薄物から厚物(帆布)まで、きれいな直線縫いができました。家内は古い足踏みミシンを使っていますが、「糸通し装置、下糸クイック装置、送り歯調節」等の便利さにビックリしていました。一番驚いたのは、1935年生まれの主人が、いきなり裁縫をやったことらしい。
私は、もの創りが大好きで航空機や船舶の設計、模型の製作、オーデオ設計・製作等が仕事であったため、ミシンは電動工具と同じように考えています。その為、やってはいけないと思いながら、カバーをずして部品の点検、作動状況を見せていただきました。部品の配列状況、細かな機構の強度(厚み)、研磨仕上げ等は
長年改良を続けてきた業界の工夫が詰まっていることに満足しました。
糸がらみ等のトラブルを感知して、モーターを自動停止させる安全考慮は必須条件ですので、何度か試し満足しました。糸がボビンケースと本体部分に食い込むすき間があるのが多少気になりました。又、「おさえ針板」のマイナスネジは附属のドライバーが長過ぎるため、ネジ山を痛めてしまいますので至急交換する必要があると思います。上糸の通し方は、とてもユニークで、「三つ目糸掛け」等は糸質で穴の通し方が異なる等、めづらしいアナログ思考?が今も残っているのが、ミシンらしくて面白い。糸の「からみ」やテンションは電子化を考えるのが普通なのにビックリしました。又、取り扱い説明書の「糸通し」はもっと解りやすく説明してほしいと感じました。付属品についてはもっと丁寧な説明文があってよいのでないかと思いました。
全く素人の私なので、ミシンを使い慣れている方はこれで良いのかもしれません。兎に角、貴社のミシンを購入したことにはとても満足しています。他社のミシンはどのようになっているかは全く解りませんが、私のすばらしい電動工具として大切に使いたいと思っています。