今回は祖母の誕生日のアレンジメントをお願いしました。
祖母の好きな「ブルー・ホワイト系」という指定をし、折り返しのメールでご快諾頂きました。
そこまでは大変ありがたく過ごしましたが、翌日画像をお送り頂いたのを見てびっくりしてしまいました。
まるで「おくやみの花」だったからです。(画像参照)
確かに「ブルー・ホワイト系」という指定をしましたが、使用花材の8割が真っ白で「さし色」として少量濃いブルーの花材が(画像で見える限り)1種使われているだけでした。
実際は薄いブルーのグラデーションになるよういくつか花材が使われていて、送られたデジカメの画像からわからないだけなのかと思いましたが、祖母に確認をしても「ほとんどが白い」とのこと。
花好きの祖母は「気にしなくていいのよ。お花はなんでもきれいだもの」と喜んではくれましたが、もう高齢の祖母にそんなイメージを抱かせる花を贈ってしまい、とても心が痛みました。そう感じるのは私だけなのかな、とも思い他の数人に聞いてみてもやはり同様の感覚を持ったとのこと。
掲載写真(見本)は大変センスがよかったですし、今回もアレンジメントの生け方のセンスや使用花材の内容はとてもよかったと思うのですが、いかんせん色の配色の配慮不足には大変遺憾です。
せめて色のバリエーションとして2種の花材・色は考慮に入れて生けて頂きたかったと思います。もうご縁がないものとしてお願いするつもりはありません。