商品のウェブページでは2010年ヴィンテージの表示ですが、届いたのは2009年ヴィンテージです。タンニンが少々きついですが、良くできたワインです。煮た野菜の穏やかなアロマやフレーバーと上手に調和した、淡い自然の甘みが心地好かったです。
かなりフルボディでアルコール度数は14.5%。葡萄の産地はコースタルリージョン(Coastal Region)でスクリューキャップ使用。
色は赤。
ノーズ(におい)はかなり強く~強くてきれい。アロマは複雑でブラックベリー、黒すぐり、黒オリーブ、シナモン、クローブ、煮たビート、ミント、李、煮た野菜、土っぽさや肉が西洋杉のようなオークをバックにして感じられ、他にバターもありました。
口に含むとアルコール感はやや高く、樽は十分、酸は十分で優しい。タンニンは比較的細かくてややきつめ。苦味は比較的穏やか。フレーバーは複雑でブラックベリー、黒すぐり、黒オリーブ、シナモン、クローブ、ミント、煮たビート、李、土っぽさ、アーモンド(エッセンス)やほんのり醤油たれが西洋杉みたいなオークを背景にして感じられました。
このカベルネは今までで最良のヴィンテージでは…と思いながら過去のテースティングノートを見たら、何と2年前ワイナリーで飲んでいました。ところがまるで今回飲んだボトルと中身が違う。もっと果実味が欲しいけど品種の個性(例えば唐辛子やトマトブッシュ)が表れて良くできたワインとコメントしている。しかもアルコール度数14.0%と低い(残念ながら葡萄の産地をメモしていない)…同じヴィンテージでも上等なロットを輸出に回しているのかもしれません。