この製品ご自慢の”強力スプリング”と”ダブルナット”。耐震性に優れてはいるのでしょうが、それだけ本棚としての重要な機能のひとつである収納力を犠牲にしている。
設置場所の関係で”PROVA2”を購入したが(他ショップさんですm(_._)m)、下に突き出るボルト部分(文庫2冊程度)と突っ張り板部分が犠牲になるだけで、本棚の天辺ははギリギリまで天井に近づけることができる。が、この商品は本棚上部に突っ張り本体があるために、本棚の天辺と突っ張り板の間には京極夏彦の文庫が1冊入りそうな隙間が空いてしまう。
また、設置後、本棚の中央を持って横に揺らすと腰を振るように本棚が揺らぐ。本を入れれば違うのかもしれないし、倒れる心配がないのはわかるが、木材の強度があまりないのではないかと思う。しかも、色はホワイトオーク(白)を選んだのだが、木目が透けて見え(まるでペンキをケチった?ように見える)、塗りむらも少なくない。その上、透けて見える木目は節目ばかりが目立つ。
下段の上側と下側を接続するダボもガボガボで今ひとつ安定感がない。
上段の棚を固定するネジの頭も大きく、みっしりした状態で本を入れるとネジの頭の跡がつきそうだし、頭の形が悪いのか本を入れる時に引っかりそうで怖い。結果、たっぷりではなく、余裕を持った入れ方しかできない。幅広の本棚ならともかく、45cm幅の本棚で、みっしり入れることができないのは致命的かもしれない。