とある変形ラックに似た物を再現したい→長方形で背板がない箱3つで再現は可能→生活の変化やその時の気分に合わせて変形自在であれば尚良し…というわけでVineに辿り着きました。 皆様のレビューを読み、色見本を眺めて悩み、部屋の壁色は白で床はウォールナット色であることからダークを選びました。 手や床に塗料がついたというレビューを参考に、作業用の白手袋をはめて点検がてらに箱を撫で回してみました。塗料が手につくということはありませんが、つるつるした部分とざらざらした部分があり、全体として粉っぽい手触りです。固く絞った雑巾で水拭きし、仕上げに柔らかい布で拭ったら粉っぽさは消えました。合板製品とは異なり、鼻を突く薬品臭はまったくありません。そこはかとなく懐かしい木の香りがします。 他の方も書いておられたように箱の「個体差」は大きいです。飾り穴の彫り方が荒くて木屑や黒っぽい繊維が多くこびりついていたり、内側の継ぎ目からはみ出して固まっている接着剤の塊が多く目につく箱もあれば、さして気にならない程度に仕上がっている箱もあります。箱を並べたり繋ぎ合わせるとわかりますが、完璧に同じ大きさではありません。同じ箱を100個並べても継ぎ目や大きさに差異がない精度を求める方には向かないと思いますが、多少の差異を許容できるなら手作りの味わいとして楽しめると思います。欠損やひび割れや傷などはなかったので私はこのまま使います。 出窓に置こうか床置きにしようか、ぴったりな設置場所を求めてあれこれ模索中。置き方を変えようと持ち上げたらくるりと動く…他の方も書いておられたように箱と箱とを1箇所で留めるだけだと確かに動きますが…高く積み上げるのでなければ問題なさそうです。 自分としては素朴な雰囲気が気に入ったのですが、家人はやや暗いくすんだ色だと気になる様子。次回は皆様のレビューで評価の高いホワイトを選んでみたいと思います。画像と実物ではやはり微妙に色が異なるので、部屋の壁色や床色との調和をお考えの方は色見本を請求なさるのがよろしいかと。 飾り穴や接着の仕上げの荒さが少し気になるので星1つマイナスさせて頂きますが、一つ一つ異なる木目の面白さや箱の持つ雰囲気は気に入りました。床に1つ置くだけで内側と上面に収納空間を作ることができるボックスの使い勝手の良さを改めて感じました。機会があればLやMボックスも取り入れてみたいです。