戦争時の日常を綴った手記(?)をマンガにしたもの。
ドラマティックな展開は無い。ただ今ではありえないような悲惨な状況が、淡々と表現されている。
この本でピックアップされたことは、当時の広島の中では特別なことではないし、もっと大変なことも起きていたハズである。
この本は、勤労動員で作業していた広島第二中学校の1年生の生徒の最期を、親族に調査した結果をまとめたもの。被災直後は、まだ多数の方が生存していたのに、その後、全員亡くなられたということに、原爆の恐ろしさを感じる。
80年以上前のことなので、文章だけでは(特に若い世代では)イメージしにくい。
それを、落ち着いた画風で、文章同様、淡々と描かれており、文章をうまく補完しているのはとても良いと思う。